抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宇宙飛行士が宇宙船の中で睡眠時間を過ごすための空間として,宇宙フトン(布団)の研究開発を行った。宇宙空間には重力がないので,睡眠時姿勢の維持・固定が課題であった。長期間,拘束しているが,実際には拘束していないような睡眠環境の形成を目指した。肉体と分離する寝具は,実は睡眠装置ではなく,睡眠空間であることに着目し,宇宙飛行士と等身大の人工的シェルタの実現を目指した。このようなコンセプトに基づいて,ロシアモジュール内設置,防火防炎性能の向上,を前提とし,カプセル形状の第6次最終試作品(SPF-06)が完成した。コンパクトで設置個所を問わず,自由度の高い快適睡眠環境の実現を目指した。結果,防炎素材で覆われたSPF-06は内部に柔らかい襞を有するシェルタの性格を備えることとなった。