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J-GLOBAL ID:201002238518578510   整理番号:10A1075721

ウシ血清アルブミンの存在でDSPE-PEG(2000)ミセルの熱力学と速度論的安定性

Thermodynamic and Kinetic Stability of DSPE-PEG(2000) Micelles in the Presence of Bovine Serum Albumin
著者 (6件):
資料名:
巻: 114  号: 39  ページ: 12632-12640  発行年: 2010年10月07日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ウシ血清アルブミン(BSA)の存在で1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミン-N-[メトキシポリエチレングリコール-2000](DSPE-PEG(2000))ミセルの安定性を調べた。DSPE-PEG(2000)とBSAの複合体に関して,Castellettoらは先の研究で動的光散乱と小角X線散乱データを解釈し,PEG-脂質ミセルがBSAの存在で形成しないことを結論付けた。ここでは,DSPE-PEG(2000)が単量体,ミセル及びBSA結合状態間の平衡で存在することを見いだし,温度が20から37°Cに上がったとき,この平衡がBSA-結合状態方向にシフトした。BSA濃度がDSPE-PEG(2000)濃度に近づき,ミセル崩壊が20°Cで一次時定数130±9minと37°Cで7.8±1.6minでもって起こった時,ミセル状態は両温度で熱力学的に不安定である。しかるに,多官能化DSPE-PEG(2000)ミセルにおける協同効果を実証した先の標的化実験はミセル崩壊の時間規模よりも速い時間規模で起こる標的化によるらしい。20°Cで拡散がミセル崩壊を制限し,一方,37°Cでミセルから単量体吸着は律速段階である。これらの知見は診断と治療用ナノ粒子として使用されるミセルの寿命に関して明確な指針を与えた。
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  ミセル 

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