抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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河道内樹木の管理にあたっては,樹種ごとの生態の特徴の把握が重要であるが,河道内樹木の全国的な分布傾向の把握はできていないのが現状である。そこで本稿では,河川水辺の国勢調査の調査結果を用いて,全国における河道内樹木の分布状況について調べた。調査の結果は,一言で河道内樹木といっても,地方ごとに主要な樹種が異なることが明らかになった。実際に河道内の樹木管理を行うにあたっては,各河川に繁茂する樹木の生活史や生育場の特徴(冠水頻度,生育基盤の材料など)他の生物も含めた生態的な特徴を踏まえた上で実施する必要がある。今後は各樹木群落についてその特徴を整理し,河川管理に必要となる情報について充実させることことが重要である。