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J-GLOBAL ID：201002238571831448   整理番号：10A0930615

蒸発・晶析装置の省エネルギーシステム-住友エバポレータ_U-

著者 (4件)： 高崎博良 (住重プラントエンジニアリング) ,  熊谷恒彦 (住重プラントエンジニアリング) ,  蒲谷和男 (住重プラントエンジニアリング) ,  味方秀人 (住重プラントエンジニアリング)
資料名： 分離技術
巻： 40  号： 4  ページ： 210-216  発行年： 2010年08月30日 
JST資料番号： L2100A  ISSN： 1343-7860  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来型の蒸発・晶析装置における省エネルギーシステムについての実例に関する記述を与えた後,標題中に記した蒸発ユニット,すなわち住友エバポレータ_Uの概要を紹介した。まず蒸発技術概要としてチューブ方式強制循環型,エバポレータ(加熱部・蒸発部一体式,液流路開放,スケール剥離の容易性)について示した。次に蒸発システムとして多重効用方式(熱利用度の向上,5缶5重効用方式黒液濃縮装置(効用数の増加と蒸気使用量の削減,温度差の増大,コストとのバランス)),蒸気再圧縮効用方式(省エネルギー・環境対策システム,製塩用海水蒸発・晶析装置)について述べた。更にVRC方式の有効性として大幅な省エネルギーを生み出すVRC方式(蒸発量エネルギー,インプットエネルギー),ブロワ圧縮比のとり方と省エネルギー(気-液温度差,設備コスト,理論動力,減圧)について示した。次に住友エバポレータ Uについて紹介した。最後に納入目的(水性塗料成分の排水処理),納入経緯(ロータリーエバポレータによる実液濃縮),設備概要(単効用式蒸発装置),設備仕様(単効用VRC方式),フロー(全量乾燥機による塗装排水処理,蒸発装置),設備納入による省エネとCO₂(ランニングコスト・CO₂削減率による評価)について示した。

シソーラス用語： 蒸発 ,  結晶化 ,  晶析装置 ,  *蒸発器 ,  *省エネルギー ,  エネルギーシステム ,  黒液 ,  下水処理 ,  水性塗料 ,  二酸化炭素 ,  乾燥機 ,  操業費 ,  環境影響

分類 (3件)： 蒸留,蒸発  (XD02010F) ,  エネルギー消費,省エネルギー  (YA01082X) ,  実験操作・装置(化学一般)  (CA02000Q)

引用文献 (4件)：

• (株). 工業調査会発行,(社) 化学工学会編集, 実用化学装置ガイド
• (株) 光琳書院発行,<食品化学シリーズ>食品工業の伝熱と蒸発
• 日本海水学会: 蒸気圧縮型ヒートボンプによる蒸発・晶析装置の事例紹介
• 分離技術会発行: 分離技術ハンドブック, 分離技術会編

タイトルに関連する用語 (4件)： 蒸発 ,  晶析装置 ,  省エネルギー ,  エバポレータ