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J-GLOBAL ID：201002238646190613   整理番号：10A0685706

リキッドディストリビューターのCFDシミュレーションによる分離効率の向上

著者 (4件)： SPIEGEL Lothar (スルザーケムテック社) ,  BACHMANN Christian (スルザーケムテック社) ,  HEGGEMANN Marc (スルザーイノテック社) ,  亘理和夫 (スルザーケムテックジャパン)
資料名： 分離技術
巻： 40  号： 3  ページ： 180-183  発行年： 2010年06月10日 
JST資料番号： L2100A  ISSN： 1343-7860  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スルーザケムテック社は,充填塔の性能について最も重要な役割をもつディストリビュータ内の流れを数値流体力学(CFD)を用いて解析している。このツールによって分離効率の向上及びディストリビュータの設計原理の最適化が可能になり,従って生産コストの削減を図ることができる。また,水を液相として用いた試験装置によって,リキッドディストリビュータ(LD)の試験性能データの収集が可能である。1. 数値的アプローチ法の開発: 単体オリフィスからプロセス産業用LDの完成品に到達するまでの過程に対し,幾何学的複雑さを考慮した解析を行った。そして乱流モデルに対し,標準k-εモデルの適用が可能であることが分かった。2. 予備調査の成功: 10個のオリフィスがついた単体チャネルを調査(二段階アプローチ法)。その結果に基づき,リキッドディストリビュータの完成品をシミュレートした。3. ディストリビュータ完成品のシミュレーション: 製造プラント用の標準チャネルディストリビュータをモデルとして,ディストリビュータ試験装置による試験を実施した。溝を使用する二段階アプローチ法を採用し,準安定状態達成後における開口部内の流れを解析した。4. 極めて高い一致性: 複数のシミュレーションから,必要な精度と解析時間との最適バランスを決定した。シミュレーションの結果と試験データとの間の優れた一致を確認した。5. コスト削減: 材料及び製造コストの直接的削減が可能。CFDによる,新しい概念に基づくディストリビュータの開発。

シソーラス用語： *ディストリビュータ ,  *計算流体力学 ,  *分離効率 ,  充填塔 ,  数値解析 ,  オリフィス ,  乱流モデル ,  流れ特性 ,  対称性 ,  流れ分布 ,  準安定状態 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： k-εモデル

分類 (3件)： 装置内の物質移動及び一般  (XD01020J) ,  流体動力学一般  (BC02010G) ,  分離法一般  (CC01010A)

タイトルに関連する用語 (2件)： CFDシミュレーション ,  分離効率