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J-GLOBAL ID：201002238659718811   整理番号：10A1135892

光受容器細胞核による光散乱に関する物理的洞察

Physical insight into light scattering by photoreceptor cell nuclei

著者 (4件)： KREYSING Moritz ,  BOYDE Lars ,  GUCK Jochen ,  CHALUT Kevin J.
資料名： Optics Letters  (Optics Letters)
巻： 35  号： 15  ページ： 2639  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： H0690A  ISSN： 0146-9592  CODEN： OPLEDP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 夜行性と昼行性ほ乳類では網膜における棹体光受光器の構造が相当異なる事が最近の研究で示された。核内のユークロマチンとヘテロクロマチンの位置が交換している。この反転は核の屈折率分布と光散乱特性に対して大きな意味を持っている。本論文では,数値的有限差分時間領域法と解析的Mie理論を用いて以前の二次元解析を三次元(3D)解析に拡張した。核コアーシェルモデルにおけるクロマチン相の特定の配置は遠方場散乱断面積にほとんど影響を与えない事を見いだした。しかし,網膜中では妥当な領域である近接場における散乱では二つの構造間に大きな差が示された。夜行性ほ乳類の「反転」光受光器細胞核は集光レンズとして働き,レンジング効果は二次元より3Dのほうがより顕著である。このレンジングにより棹体光受光器細胞の光感受性外節に対して光が効率よく送られ,その結果暗視が改善される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： クロマチン ,  *光受容体 ,  性質 ,  ヘテロクロマチン ,  屈折率分布 ,  有限差分時間領域法 ,  数値計算 ,  *桿体 ,  *光散乱 ,  *哺乳類 ,  遠方場 ,  理論 ,  Mie散乱
準シソーラス用語： Mie理論 ,  ユークロマチン ,  光受容器 ,  網膜桿状体 ,  夜行性

分類 (1件)： 視覚モデル  (EL02060N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 光受容器 ,  細胞核 ,  光散乱 ,  物理 ,  洞察