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J-GLOBAL ID：201002238735113339   整理番号：10A0363827

原油貯蔵タンクより分離した鉄腐食性メタン生成菌

Iron-Corroding Methanogen Isolated from a Crude-Oil Storage Tank

著者 (6件)： UCHIYAMA Taku (National Inst. of Technol. and Evaluation (NITE), Chiba, JPN) ,  ITO Kimio (Nippon Steel Corp., Chiba, JPN) ,  MORI Koji (National Inst. of Technol. and Evaluation (NITE), Chiba, JPN) ,  TSURUMARU Hirohito (National Inst. of Technol. and Evaluation (NITE), Chiba, JPN) ,  HARAYAMA Shigeaki (National Inst. of Technol. and Evaluation (NITE), Chiba, JPN) ,  HARAYAMA Shigeaki (Chuo Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 76  号： 6  ページ： 1783-1788  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原油貯蔵タンクの底部に沈着したスラッジを採取し,その約1gを40mlの無酸素海水培地(鉄粒子含有)に添加し,37°C,N₂-CO₂(80;20)で2週間培養し,5代の継代富化培養を行った。これよりメタン生成菌KA1株を単離し,鉄腐食性を明らかにした。KA1はグラム陰性,長さ0.5~1.2μmで,胞子非形成であり,16S rRNA遺伝子配列からMethanococcus maripaludisと同定した。KA1株はM.maripaludisのタイプ株JJ^T(NBRC101831)よりメタン生成力鉄酸化力が強かった。鉄片(1mmx1mmx0.1mm(厚さ))をKA1,JJ^T株の培養液に2週間浸漬し,SEMにより表面を観察したところKA1においてのみ腐食が見られた。表面の腐食物はX線光電子スペクトル分析により主としてFeCO₃からなることが分った。

シソーラス用語： *油タンク ,  *生物腐食 ,  生物分類 ,  rRNA遺伝子 ,  *鉄酸化細菌 ,  *メタン生成細菌 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： 16S rRNA遺伝子

分類 (2件)： その他の特殊構造物  (RA05020W) ,  微生物形態学・分類学  (EG03030Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 油貯蔵タンク ,  鉄 ,  腐食性 ,  メタン生成菌