抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各国は,科学的な手法で森林に関する「基準・指標」を常に測定し評価を行って,森林の保全に努めなければならない。なお,「基準」とは持続可能な森林管理を議論するときに,どのような面において議論するのかの側面または分野の範囲のことであり,「指標」とは基準の内容や状態を客観的に示すものである。国際的な枠組みで制定された基準・指標は,国家レベルで持続可能な森林管理の観点から森林資源を監視するモニタリングツールと見なすことができる。本研究では,基準・指標の概念を応用した森林計画手法に関する研究事例をレビューし,基準・指標を応用した森林計画について検討した。基準・指標の概念を実際の森林管理に導入した最も典型的な事例は,アメリカやカナダで実践されている適応的管理であろう。森林計画手法は,計画レベルと空間スケールの2軸によって整理され,前者は戦略,戦術および実行という3つの段階から成り立つ。