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J-GLOBAL ID：201002238858228319   整理番号：10A0747076

高山の豊かで緑の小さな世界:スウェーデン・スカンジナビア山脈における温暖化に伴う植物被変化のレビューと予測

A Richer, Greener and Smaller Alpine World: Review and Projection of Warming-Induced Plant Cover Change in the Swedish Scandes

著者 (1件)： KULLMAN Leif (Umea Univ., SWE)
資料名： AMBIO  (AMBIO)
巻： 39  号： 2  ページ： 159-169  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： E0782A  ISSN： 0044-7447  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スウェーデン (SWE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スウェーデンのスカンジナビア山脈では一世紀間の気候温暖化の後の過去数十年間に樹木や低山植物種の分布上限が上昇し,高山の草原と矮性低木ヒースの範囲は拡大した。この生物景観の発展過程は歴史的規模であり,新氷河期の気候寒冷化によりもたらされた植物被覆の後退,高山ツンドラの拡大,植物および動物相の貧困化の数千年にわたる傾向を終わらせた。今世紀も続く温暖化は高山の生物多様性,地球生態系の安定性,回復力,持続的なトナカイ牧畜,景観の質に対して有益であろう。今世紀末までの平均気温の上昇を3°Cと仮定すると,高木限界線は原則的には500m上昇する。限界線付近では樹木の種類が増加し景観の多様性が増大するであろう。高木限界線や高山植生は変化しやすく,短期的な極端な気象や気候の現象に応答して長期的温暖化傾向とは反対方向に変化する可能性もある。

シソーラス用語： スウェーデン王国 ,  *温暖化 ,  *植物被 ,  高山植物 ,  寒帯 ,  *生物多様性 ,  気候変動 ,  汚染監視 ,  環境モニタリング ,  ツツジ科 ,  トナカイ ,  コナラ属 ,  灌木 ,  ツンドラ ,  氷河 ,  モレーン ,  *フローラ ,  植生
準シソーラス用語： Quercus robur ,  バイオモニタリング ,  ヒース

分類 (4件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  植物生態学  (EE02000E) ,  植物に対する影響  (EE04030Z) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (10件)： 高山 ,  緑 ,  世界 ,  スウェーデン ,  スカンジナビア ,  山脈 ,  温暖化 ,  植物被 ,  レビュー ,  予測