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J-GLOBAL ID：201002238864340490   整理番号：10A0232951

ゲスト依存性二核鉄(II)系における熱誘起ならびに光誘起スピンクロスオーバ

Thermal- and Light-Induced Spin Crossover in a Guest-Dependent Dinuclear Iron(II) System

著者 (7件)： AMOORE Jarrod J. M. (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  NEVILLE Suzanne M. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  MOUBARAKI Boujemaa (Monash Univ., VIC, AUS) ,  IREMONGER Simon S. (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  MURRAY Keith S. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  LETARD Jean-Francois (Univ. Bordeaux I, Pessac, FRA) ,  KEPERT Cameron J. (Univ. Sydney, NSW, AUS)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 16  号： 6  ページ： 1973-1982  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピンクロスオーバ(SCO)現象はd⁴-d⁷遷移金属で起こり,一種の磁気スイッチ挙動で,温度,圧力,光照射などの外部の原因によって起こる。著者らはすでに,二核鉄錯体,[Fe^II₂(ddpp)₂(NCS)₄]・4CH₂Cl₂(1・4CH₂Cl₂;ddpp=2,5-ジ(2′,2′′-ジピリジルアミノ)ピリジン)とその脱溶媒和物(1・CH₂Cl₂)が,それぞれ2段階と1段階のSCOを受けることを報告したが,本報ではこの系における溶媒和のタイプと度合いを,熱重量分析,X線構造解析および熱誘起磁化率,光誘起磁化率および光反射率の測定によって調べた。クロロホルムクラスレート1・4CHCl₃は比較的急な1段階SCOを受け,二核錯体分子内で2つの等価Fe^IIサイトが同時にクロスオーバした。1・4CHCl₃は,単結晶から単結晶過程で1・3CHCl₃と1・CHCl₃へと部分的に脱溶媒和し,2つの等価Fe^IIサイトは不等価になることが分かった。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  二核錯体 ,  *クロスオーバー効果 ,  *溶媒和物 ,  溶媒和 ,  X線構造解析 ,  熱重量分析 ,  磁化率 ,  光反射 ,  反射率 ,  ゲストホスト効果 ,  *包接化合物 ,  イソチオシアン酸塩 ,  窒素複素環化合物 ,  温度依存性 ,  光照射 ,  脂肪族塩素化合物 ,  トリハロメタン
準シソーラス用語： クラスレート化合物 ,  *スピンクロスオーバ ,  *脱溶媒和

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

物質索引 (3件)： クロロホルム ,  ジクロロメタン ,  2,5-ビス[ビス(2-ピリジニル)アミノ]ピリジン

タイトルに関連する用語 (7件)： 依存性 ,  核 ,  鉄 ,  系 ,  誘起 ,  光誘起 ,  スピンクロスオーバ