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J-GLOBAL ID:201002238942912772   整理番号:10A0609146

合成非晶質炭酸カルシウムにおけるナノポーラス構造と中範囲規則度

Nanoporous Structure and Medium-Range Order in Synthetic Amorphous Calcium Carbonate
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巻: 22  号: 10  ページ: 3197-3205  発行年: 2010年05月25日 
JST資料番号: T0893A  ISSN: 0897-4756  CODEN: CMATEX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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最近まで,準安定非晶質炭酸カルシウム(ACC)の構造特性に関する知見はCa K端X線吸収微細構造(EXAFS)分光法を用いて得た第一殻Ca配位環境に大部分限定されている。一方,幾つかの異なる方法で合成したACC試料に関して得た有効原子対分布関数(PDF)は水和と無水両者の結晶炭酸カルシウムのPDFと異なることを示すが,両者は12~15Åに至るまでの中範囲規則度(MRO)の存在を示している。ここでは,合成したACCに対する構造モデルを開発するため,実験X線全散乱データを用い,逆モンテカルロ精密化法を採用した。ACCは水と炭酸塩分子を含む相互結合チャンネルを支持する多孔質カルシウム豊富骨格からなることを示した。先に認識できなかったナノメータスケールのチャンネルネットワークの存在は添加物がいかに構造内部に順応し,暫定的安定化を提供し,同様に結晶化過程に影響を及ぼすかに関する機構を示唆した。更に,長距離秩序を欠く一方,ACC中のカルシウム豊富骨格はカルサイト,アラゴナイト及びバテライトに存在する骨格に類似したCa充填密度を含み,非晶質材料がいかに種々の結晶形に変換するかの手掛かりを生じた。この結果は生物鉱化作用の理解と同様に生体模倣アプローチの開発を革新する新しい出発点を提供する。
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