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J-GLOBAL ID：201002238962109437   整理番号：10A0342290

PIVによる偏心攪拌下での浴内流動の3次元解析

著者 (3件)： 佐藤新吾 (北大 大学院工学研究科) ,  大参達也 (北大 大学院工学研究科) ,  井口学 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 混相流  (Japanese Journal of Multiphase Flow)
巻： 24  号： 1  ページ： 57-62  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： L2494A  ISSN： 0914-2843  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 偏心攪拌とはインペラの回転軸を浴中心から偏心させて設置する方式であり浴内に傾斜渦が形成してその渦に乗って粒子が降下してインペラに衝突した後に浴内に広く分散する。しかしインペラを偏心されることで内部流動が如何に変化するかは明らかにされていない。そこで偏心撹拌における内部流動の変化をPIVにより測定すると共に浴内流動の3次元解析を行って低密度粒子の分散機構を調査した。実験結果からインペラの羽根周辺に現われる羽根に向かう強い流れとインペラ下部領域に現われる放射状流れが低密度粒子の効果的な分散に寄与していることを示した。浴全体の効率の良い撹拌を達成するにはインペラを浴低部近傍に設置することが望ましいと考えられる。

シソーラス用語： 粒子画像流速測定 ,  *偏心 ,  *撹拌 ,  *流動解析 ,  三次元流 ,  羽根車 ,  傾斜角 ,  渦 ,  分散【dispersion】 ,  内部流 ,  密度依存性 ,  流れ場 ,  エネルギー効率 ,  配置設計

分類 (2件)： 撹はん,混合  (XD02040M) ,  流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K)

引用文献 (11件)：

• [1] Rushton, J. H., E. W. Costich and H. J. Everett, Power Characteristics of Mixing Impellers part 1, Chem. Eng. Prog., Vol. 46, 395-404 (1950).
• [2] Joosten, G. E. H., J. G. Schilder and A. M. Broere, The Suspension of Floating Solids in Stirred Vessels, Trans. I. Chem. E., Vol. 55, 220-222 (1977).
• [3] Kikuchi, N., Nabeshima, S., Takeuchi, S., Yamauchi, T., Kitano, Y. and Ogura, S., Effect of Hot Metal Temperature and Rotation Speed on the Rate of Desulfurization Rate by Mechanical Stirring Process, Tetsu-to-Hagane, Vol. 90(6), 322-328 (2004).
• [4] Karcz, J., Cudak, M. and Szoplik, J., Stirring of a liquid in a stirred tank with an eccentrically located impeller, Chemical Engineering Science, Vol. 60, 2369-2380 (2005).
• [5] Shimasaki, S., Wada, T. and Taniguchi, S., Characteristics of Flotation, Sedimentation and Entrainment of Particle in Agitated Liquid, Tetsu-to-Hagane, Vol. 89(6), 637-644 (2003).

タイトルに関連する用語 (5件)： PIV ,  偏心 ,  攪拌 ,  流動 ,  3次元解析