抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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表層性カイアシ類Acartia steueriとParacalanus parvusの卵に与える影響を明らかにするために,水温10,15,20,25°C,圧力1,10,50atmでの卵発生速度および孵化率を調べた。2種の卵は表層で産卵されるにも関わらず,高圧力下で高い孵化率を示し,圧力耐性を持つことが明らかとなった。同様に表層で産卵するCalanus sinicusの卵は圧力耐性を持たないことが報告されていることから,種によって卵の圧力耐性およびその適応は異なると考えられた。このようなカイアシ類の種による卵の圧力耐性の違いを理解するには,種の分布域への分散プロセスと系統学的解析の結果を待たねばならない。(著者抄録)