文献
J-GLOBAL ID:201002239093556769   整理番号:10A0452391

林木育種の成果シリーズ(7)-成長・材質の優れた品種-

著者 (1件):
資料名:
号: 235  ページ: 29-32  発行年: 2010年04月25日 
JST資料番号: L3523A  ISSN: 0387-9119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1955年に国家事業として精英樹選抜育種事業が開始され50年あまりが経過した。この間,全国でスギ,ヒノキ,アカマツ等の造林樹種の人工林および天然林から成長や幹の形態などの形質がとくに優れた個体が精英樹として約9000本選抜された。精英樹クローンを用いた採種(穂)園が全国に造成され,事業用種苗の生産が行われている。スギ,ヒノキではこれらから生産された苗木が山行苗木の約75%を占めている。事業用種苗生産が開始されると同時に,同じ種苗で全国の国有林,民有林に次代検定林が造成された。このような次代検定林を調査して得られた精英樹の成長形態や材質形態の特性情報は精英樹特性としてデータベース化されている。本報は,特性情報にもとづいて開発した成長・材質の優れた品種の関東育種基本区の事例を中心に紹介した。選抜されたスギ精英樹416クローンの中から成長の優れた15クローンを選定した。ヒノキ精英樹では16家系を成長の優れた品種とした。これらの品種の特性を在来系統と比較した。その結果,スギ・ヒノキのいずれも成長の優れた品種は在来品種を10%程度上回る成長を示した。これらの品種は成長形態が優れており,材質等他の重要な形質も平均以上であることから,既存の採種(穂)園に導入して改良し,優良種苗生産に役立てることができることを示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
造林一般  ,  作物の品種 
引用文献 (8件):
  • 独立行政法人森林総合研究所林木育種センター編集: 林木育種の実施状況および統計 (平成20年度版), pp81, 2009
  • 独立行政法人森林総合研究所林木育種センター: 平成21年版年報, pp176, 2010
  • 独立行政法人林木育種センター: CD-ROM版精英樹特性表の利用マニュアル, 林木育種技術ニュースNo.23, 2005
  • 藤澤 義武: 九州育種基本区における新品種の開発, 林木育種技術ニュースNo.26, 4-5, 2006
  • 半田 孝俊: 北海道育種基本区における成長の優れたトドマツ新品種の開発, 林木育種技術ニュースNo.26, 2, 2006
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る