抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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二次代謝産物の遺伝子クラスターは初めトウモロコシで発見された。いまや二次代謝産物の遺伝子クラスターは植物研究の新しいテーマとなり植物ゲノムの可塑性と進化に新しい知見をもたらしている。本概説では,この植物における二次代謝産物の遺伝子クラスターについての解説を行なっている。まず,原核生物におけるオペロンと植物の二次代謝産物の遺伝子クラスターとの比較を行い,両者の同異について説明がなされた。次に,こうした遺伝子クラスターの普遍性や重要性についての解説がなされ,最後にこうした遺伝子クラスターの潜在的な応用可能性について言及された。本概説から,二次代謝産物の遺伝子クラスターは多様であり植物ゲノムの特徴であることが示された。今後,解決すべき問題が示され,こうした問題への回答は植物の代謝の理解をより深めるものであることが強調された。