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J-GLOBAL ID:201002239222751131   整理番号:10A0037024

オーストラリア及び米国の植生と土壌に対するハイキング,マウンテンバイキング及び乗馬の影響の比較

Comparing hiking, mountain biking and horse riding impacts on vegetation and soils in Australia and the United States of America
著者 (4件):
資料名:
巻: 91  号:ページ: 551-562  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: H0435B  ISSN: 0301-4797  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オーストラリア及び米国の保護区域では,ハイキング,乗馬及びマウンテンバイキングが盛んである。保護区域をこれら3種類の活動に使用することについての論議に情報を提供するため,両国でのレクリエーションエコロジー研究を総説する。植生,土壌及び小路に対するこれら3種類の活動の影響の多くは同じような類のものであるが,その程度に違いがある。影響は,現存の小路の損傷,土壌の侵食,圧縮及び富栄養化,水文的変化,小路の拡大,根,岩,岩盤の露出などである。植生の高さとバイオマスの減少,種の構成の変化,非公認の小路の形成,雑草の繁殖や植物病原菌の拡がりなどの植物への害もあり得る。進化の歴史の違いからして,土壌と植生に対する影響は,米国よりオーストラリアにおける方が深刻である。馬については,し尿,牧草,馬囲い場とフェンスの建設と利用などの問題に係わる固有の社会的,生物物理的影響がある。マウンテンバイクに固有の影響は,横滑りによる土壌や植生の損傷,及び無許可の小路,ジャンプ台,橋,その他の小路上の技術的構造物の建造である。現在の研究とこれからの研究で取り上げるべきものとの間には隔たりがある:(1)ハイキングについての研究を補足する乗馬及びマウンテンバイクに関する研究。使用する方法は,実際の利用状態を反映するものであり,厳密な統計的解析に対応できるものでなければならない;(2)これらの活動の間で影響の種類と厳しさを直接比較する研究;及び(3)それぞれの活動の雑草と病原菌の拡がりをもたらす程度の研究。このようなこれからの研究は,保護区域の管理者と使用者が諸活動の影響の違いとこれらの区域のよりよい管理方策を理解するのに役立つ。これは,利用者,管理者,環境保全活動家の間の論議を減らすのではなく,論議をさらに科学的根拠に基づいたものにするのに役立つであろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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観光,レクリエーション  ,  環境問題 
タイトルに関連する用語 (5件):
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