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J-GLOBAL ID:201002239242810380   整理番号:10A0723467

深海のヤギ目サンゴ虫(Isididae)の方解石骨格組成に及ぼす温度の影響

Temperature effects on the calcite skeletal composition of deep-water gorgonians (Isididae)
著者 (4件):
資料名:
巻: 74  号: 16  ページ: 4655-4670  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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筆者らは,3つの補足的方法,すなわち4年間の温度記録に対する元素/Ca比の短期比較,40年にわたる海洋学的記録による長期比較,および熱帯域から南極大陸にわたる地点で収集されたIsididの地理的比較を使用して,Isididae科(竹サンゴ)の広範囲に分布する深海ヤギ目サンゴ虫の骨格組成に基づいて,海洋温度を試験し,海洋温度のためのプロキシを較正した。これらの分析は,一貫してMg/Ca比のための温度依存性をサポートし,S/Caが温度に間接的に影響を受けることを示唆するが,P/CaおよびSr/Caに対して温度の影響は極めて少ないかほとんどないことを示す。温度時系列との比較からのMg/CaとIsidid方解石の温度の間のコンセンサス関係はT=-0.505 + 0.048mg/Ca(ただし Tは°C,Mg/Caはnmol/molで表し,適用可能範囲は3~6°C)である。地理的分析の結果は,不正確ではなるが,適用可能範囲が凍結以下の温度に延びることを示唆する。温度およびMg/Caの回帰のまわりのデータ点の分散はすべての分析において広い。これは,Mg/Ca比に対する温度以外の要素の影響を反映していると思われるが,現場データの限界,サンゴにおける推定される定常成長速度の影響,および器械の分析誤差を反映している可能性もある。各データ点の成長速度のミクロスケールの変化性と広い信頼区間との合併影響は,まばらなデータから,または数10年より少ないタイム・スケールでのIsidid節間方解石からの環境復元が慎重に行われることを示唆する。コロニー内およびコロニー間の比較は,サンゴの中心孔におそらく近いこと以外に,サンゴ内の個体発生的変化性に対する強い不可欠な効果を示さない。しかしながら,南極およびより温暖な領域からIsididsのための同様なMg/Ca比は,少なくとも,局部的条件への適合,したがってより高い分類学的レベルでの生理学の役割を示唆する。分類学的により高レベルの不可欠な影響もまた, Mg/Caと温度の間のそれらの回帰におけるヤギ目サンゴ虫科間の大きな差によって,広い温度と生息地範囲にわたって重複するMg/Ca比によって,また分類目にわたる温度とMg/Ca温度関係の傾斜との間の非線形関係に関して提唱される。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水圏・生物圏の地球化学  ,  生体物質一般 

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