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J-GLOBAL ID:201002239274149570   整理番号:10A0004686

ラット脳の発育におけるカスパーゼ-3遺伝子発現の後成的調節

Epigenetic regulation of caspase-3 gene expression in rat brain development
著者 (5件):
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巻: 450  号: 1-2  ページ: 103-108  発行年: 2010年01月15日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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神経アポトーシスに大きく関わるカスパーゼ-3の発現レベルは,脳成熟過程において顕著に減少する。われわれは以前ラット カスパーゼ-3遺伝子プロモータをクローン化し,その必須調節エレメントを同定した。本研究ではさらに未成熟および成熟脳に相当する2つの年齢のラット脳においてカスパーゼ-3発現の転写調節の研究を行った。特にわれわれは転写開始速度が脳成熟中に実質的に低下することを認めた。さらにEst1,Est2,Sp1のmRNAレベルが脳内で成熟に伴い変化しないことを認め,これらの転写因子が年齢に依存したカスパーゼ-3ダウンレギュレーションに寄与しないことを示唆した。われわれはこの過程におけるDNAメチル化およびヒストン修飾の役割を調べた。亜硫酸水素DNA配列決定法を用いて,カスパーゼ-3プロモータ領域内に年齢に依存した異なるメチル化断片が存在することを見いだした。特に,以前神経の発達と分化に関与することが示されている多くの転写因子に対する推定結合部位に相当するCpG部位が,異なるメチル化を受けていた。さらにクロマチン免疫沈降を用いて,成熟した脳では,Lys14がアセチル化されたヒストン3とLys5,8,12,16がアセチル化されたヒストン4のレベルが著しく低いことを示した。この発見は成熟脳ではカスパーゼ-3の発現レベルが低下していることと一致する。in vitroにおいてヒストンデアセチラーゼ阻害剤,トリコスタチンAが皮質ニューロン内のカスパーゼ-3 mRNAを増加させることから,カスパーゼ-3遺伝子発現の調節における後成的因子の役割の重要性を示した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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遺伝子発現 

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