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J-GLOBAL ID：201002239313053330   整理番号：10A0894136

エマルション重合により調製したポリ(塩化ビニル)粉末のキャラクタリゼーション

Characterization of poly(vinyl chloride) power produced by emulsion polymerization

著者 (4件)： SAVRIK Sevdiye Atakul (Izmir Inst. Technol., Izmir, TUR) ,  BALKOESE Devrim (Izmir Inst. Technol., Izmir, TUR) ,  ULUTAN Sevgi (Ege Univ., Izmir, TUR) ,  UELKUE Semra (Izmir Inst. Technol., Izmir, TUR)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 101  号： 2  ページ： 801-806  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： PVCは塊状重合,懸濁重合,乳化重合などにより調製されるが,このうち乳化重合型のPVCについて,その物理的,化学的性質および添加物効果について調べた。PVCはエマルション重合により調製し,得られた粉末,添加物を除去するためにエタノール抽出したPVC,およびテトラヒドロフランから溶媒成型またはドライ成型したPVC膜の3種類について,電子顕微鏡観察,原子間力顕微鏡観察,エネルギー分散X線分析,FTIRスペクトル,示差走査熱量測定,メチレンブルーの吸着試験,窒素吸着試験によりキャラクタライズした。得られたPVC粉末は1.39gcm^-3の密度を持ち,粒子サイズは10nm~20μmであり,圧縮粒子の表面粗さは25.9nm,比表面積は296Kにおけるメチレンブルーの吸着からは16m²g^-1,-196Kにおける窒素吸着からは12m²g^-1と求められた。粉末にはカルボニル基およびカルボキシル基を持つ添加物が1.6重量%含まれ,PVC粒子はワックス状の炭素の多い物質で被覆されており,これが可塑剤効果を示すことがわかった。添加物はPVC粉末の熱安定性に寄与することがわかった。

シソーラス用語： *乳化重合 ,  *ポリ塩化ビニル ,  *添加物効果 ,  溶媒抽出 ,  高分子薄膜 ,  電子顕微鏡観察 ,  顕微鏡観察 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  赤外吸収スペクトル ,  示差走査熱量測定 ,  吸着 ,  熱安定性 ,  可塑剤 ,  表面粗さ ,  密度 ,  比表面積 ,  粒度 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： 原子間力顕微鏡法 ,  FTIRスペクトル

分類 (2件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  高分子固体の物性一般  (CG02021V)

物質索引 (1件)： メチレンブルー

タイトルに関連する用語 (5件)： エマルション重合 ,  調製 ,  塩化ビニル ,  粉末 ,  キャラクタリゼーション