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J-GLOBAL ID：201002239506226592   整理番号：10A0704110

非対称に圧延された低炭素鋼の粒微細化及び機械的特性

Grain refinement and mechanical properties of asymmetrically rolled low carbon steel

著者 (2件)： LEE Kyung-moon (Dep. of Materials Sci. and Engineering, Seoul National Univ., Shillim-dong San 56-1, Gwanak-gu, Seoul 151-744, KOR) ,  LEE Hu-chul (Dep. of Materials Sci. and Engineering, Seoul National Univ., Shillim-dong San 56-1, Gwanak-gu, Seoul 151-744, KOR)
資料名： Journal of Materials Processing Technology  (Journal of Materials Processing Technology)
巻： 210  号： 12  ページ： 1574-1579  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： H0650A  ISSN： 0924-0136  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低炭素鋼の非対称圧延による微細フェライト粒の形成及びその機械的特性を研究した。過冷却した低炭素オーステナイトを,750°C,ロールサイズ比1.5で非対称圧延を行い,3°C/sから15°C/sの範囲内の種々の冷却速度で直ちに冷却した。微細フェライト粒(約2μm)が非対称圧延後に,以前のオーステナイト粒界において優先的に形成された。微細フェライト粒の割合は圧下率の増加と共に増加した。低歪及び冷却速度が遅い場合にはフェライトとパーライトのミクロ組織が観察された。しかしながら,強加工後には,フェライト粒界に分散した炭化物粒子を有した微細フェライト粒組織が得られた。しかし,非常に緩やかな冷却後でもパーライト組織は観察されなかった。これは大部分のフェライト粒は,動的に,すなわち,変形中に,形成されたことを意味する。非対称圧延した鋼板の耐力は変形の増加と共に増大した。しかし,降伏比も圧下率の増加と共に増加した。低レベルの変形及び高冷却速度の時に,強度と降伏比の最良の組合せが得られた。この場合,非変態オーステナイトの一部はマルテンサイトに変態した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *異周速圧延 ,  *低炭素鋼 ,  *結晶粒微細化 ,  *機械的性質 ,  フェライト組織 ,  過冷却 ,  オーステナイト ,  圧下率 ,  パーライト ,  比率 ,  冷却速度 ,  マルテンサイト変態 ,  降伏強さ ,  引張
準シソーラス用語： 降伏比 ,  非対称圧延

分類 (3件)： 圧延技術  (WC06030Z) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 非対称 ,  圧延 ,  低炭素鋼 ,  粒微細化 ,  機械的特性