抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2008年夏季に発生した強いスポラディックE(Es)に伴う強度シンチレーションが運輸多目的衛星2号機(MTSAT-2)のL1測距信号に発生していたことが電気通信大学菅平宇宙電波観測所おいて観測された。一方,電子航法研究所では航法衛星を用いた航空機の航法システムの研究・開発において,リスク評価とリスク緩和策を検討している。航法衛星で使用するL1信号に強いEs発生による強度シンチレーションが観測されたことから,強いEs発生がリスクの一つとなり得るか否かの評価が航空機航法システムの信頼性を確保するために必要となった。そのため,強いEs発生が航法衛星を用いた航空機の航法システムに対して及ぼす影響について,2008年夏季のEs発生時の国土地理院電子基準点のGPS連続観測システム(GEONET)の1Hzデータを用いた初期解析を行ったので,その結果について述べる。(著者抄録)