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J-GLOBAL ID：201002239677169546   整理番号：10A0056997

歴史知識学 歴史研究情報の統合検索と歴史知識

著者 (1件)： 安達文夫 (歴史民俗博物館)
資料名： 人工知能学会誌  (Journal of the Japanese Society for Artificial Intelligence)
巻： 25  号： 1  ページ： 17-23  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： X0330A  ISSN： 0912-8085  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 歴史研究情報は分野が多様なだけでなく,資料の目録,文献の目録,事項など記述対象も多様であり,資料群の性質や研究の関心に応じてデータベース(DB)ごとにデータ項目数に多寡がある。本論文では,資料DBと事項DBの統合検索を実現するために国立歴史民族博物館のデータベースのデータ項目と,ミュージアム資料情報構造化モデルとの対応関係を求め,より汎用的なメタデータへの対応付けを検討した事例を示した。歴史情報の共通的な枠組みの中で時間情報と空間情報が重要な要素であることがわかり,より広い人文科学のデータベースを交えた統合検索を実現するために,文献DBで利用できるDublin Coreメタデータの基本エレメントにそれらの属性を対応付けた。一方,時空間情報の表記には多様性があるので,和暦と時代,日本の旧地名の正規化において利用できる知識を示した。また,学問分野などによって時代の捉え方に違いがあり,時代を細分する表記では始点・終点が不明確なので,それらを表現するための知識に関する研究が求められることを論じた。

シソーラス用語： *情報検索 ,  *データベース ,  資料 ,  博物館 ,  メタデータ ,  事例研究 ,  歴史 ,  人文科学 ,  書誌データ ,  正規化
準シソーラス用語： Dublin Core ,  史料 ,  対応付け ,  歴史知識学

分類 (2件)： 検索技術  (AC06020S) ,  データベースシステム  (JD03030U)

引用文献 (8件)：

• 相田満. 暦象オントロジの構築-日本旧暦時代の文献分析支援のために-. 情処学研報. 2007, 2007-CH-76, 25-32
• 安達文夫. 歴史研究データベースの Dublin Core へのマッピングとその課題. 情報処理学会研究報告. 2006, 2006-CH-72, 47-54
• 安達文夫. 人文科学研究データベースの統合検索システムの構築. 画像電子学会第36回年次大会予稿集, 2008. 2008, R2-1
• Dublin Core Metadata Initiative. http://dublincore.org/documents/
• 研究資源共有化システム. http://www.nihu.jp/kyoyuka/databese.html

タイトルに関連する用語 (4件)： 歴史 ,  知識 ,  研究 ,  統合検索