文献

J-GLOBAL ID：201002239759107581   整理番号：10A0829993

FermiとCTA時代におけるブレーザと宇宙γ線バックグラウンド

Blazars and the cosmic gamma-ray background in the Fermi and CTA era

著者 (3件)： INOUE Yoshiyuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TOTANI Tomonori (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MORI Masaki (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN)
資料名： 宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA-SP-  (JAXA Special Publication)
号： 09-008E  ページ： 372-373  発行年： 2010年02月26日 
JST資料番号： S0762C  ISSN： 1349-113X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者等は,EGRETブレーザデータと一致するブレーザγ線光度関数(GLF)の新モデルを示す。ブレーザスペクトルエネルギー分布(SED)の統合シーケンスを考慮し,銀河系外γ線バックグラウンド(EGRB)スペクトルの重要予測を生成する。次に,2つの活動銀河核(AGN)個体群によりEGRBデータの説明を試みる。一つはブレーザであり,他は,MeV帯のEGRBを引き起こす非ブレーザAGNである。予測EGRBスペクトルが,X線からGeVに及ぶ広範囲の観測データと合致することを見つける。これらの結果は,ブレーザを含むAGNがEGRBの1次源であることを示す。特に,ここでのモデルは,Fermi観測により殆どの従来研究よりかなり小さい2×10^-9光子cm^-2s^-1(>100 MeV)までの1000個のブレーザを検出するであろうと予測する。さらに,また,次世代の撮像大気Cherenkov望遠鏡による将来のTeVブレーザ探査のためのいくつかの予測を実施する。盲目的天空探査によるTeVブレーザ発見は難しいことが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *活動銀河 ,  *クェーサー ,  エネルギー分布 ,  *γ線 ,  天体望遠鏡
準シソーラス用語： 宇宙望遠鏡 ,  *活動銀河核 ,  銀河系外星雲 ,  *準星

分類 (2件)： 宇宙飛行体  (QK08000Y) ,  星雲  (DB06000W)

引用文献 (13件)：

• AGIS: http://www.agis-observatory.org/
• CTA: http://www.cta-observatory.org/
• Donato, D., Ghisellini, G., Tagliaferri, G.,&Fossati, G. 2001, A&A, 375, 739
• Fossati, G., Maraschi, L., Celotti, A., Comastri, A.,&Ghisellini, G. 1998, MNRAS, 299, 433
• Fermi: http://fermi.gsfc.nasa.gov/

タイトルに関連する用語 (5件)： CTA ,  ブレーザ ,  宇宙 ,  γ線 ,  バックグラウンド