抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デジタルプロセスセンター“DA-PX1”は車載用の最高級デジタルオーディオを目指して製品化した。しかし搭載技術や目標とする音質は,車載用のみならず,ハイエンドピュアオーディオでも最高領域を目指しており,コンテンツに含まれている情報をできるだけ加工せずに極限までストレートに再現するという“DIATONE”の設計思想のもと,開発を行った。今回命名したデジタルプロセスセンターとは“リニアPCM(Pulse Code Modulation)メモリプレーヤー・デジタルプロセッサ内蔵D/A(Digital/Analogue)コンバータ”と定義した。つまり主体としてはあくまでDIATONEオリジナルの高音質のD/Aコンバータであり,そこに高音質デジタル信号処理による様々な音質調整機能を搭載,さらに非圧縮のCD音源をそのまま再生できるメモリプレーヤーを装備した。高音質化のため,1)超高精度でデジタルノイズの影響を受けにくいD/A変換部,2)デジタル信号処理部からD/A変換部へのジッターやデジタルノイズの伝播(でんぱ)の阻止,3)クロックが外乱の影響を受けずに高い精度を確保すること,を同時に満足させる必要があり,それを具現化するための様々な新技術開発を行った。これらの技術によってハイエンドホームオーディオを凌駕(りょうが)する高音質を実現しており,2008年オートサウンド誌で最高位グランプリを受賞するなど,市場でも高い評価を受けている。DA-PX1の新技術は多岐にわたるが,本稿では高音質化技術に絞ってその一部について述べる。(著者抄録)