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J-GLOBAL ID:201002240062595535   整理番号:10A0714625

アリールロジウム種のアルキンへの付加を起点とする触媒反応の開発

Development of Catalytic Reactions Triggered by Addition of Arylrhodium(I) Species across Alkynes
著者 (2件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 745-754  発行年: 2010年07月01日 
JST資料番号: F0383A  ISSN: 0037-9980  CODEN: YGKKAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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C≡C結合両端へのアリールロジウム(I)種の付加で誘発される種々のタイプのカスケード反応について,著者らの研究成果を中心に述べた。前記付加反応で生成したアルケニルロジウム(I)中間体は,次いで,炭素-ヘテロ原子多重結合両端への(i型)分子内付加,炭素-炭素多重結合両端への(ii型)分子内付加,または(iii型)β-酸素脱離反応のいずれかを起こした。有機ロジウム(I)中間体のニトリルおよびエステルに対する反応性順は,有機リチウムや有機マグネシウム試薬のそれらとは逆であることも説明した。ロジウム触媒を用いたアルキニルオキシラン類とアリールボロン酸からα-アレノールを生成させる反応の合成化学上の潜在能力を,(±)-ボイビニアニンBに適用して実証した。
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分類 (1件):
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有機白金族化合物 
引用文献 (50件):
  • 1) M. Sakai, H. Hayashi, N. Miyaura, Organometallics, 16, 4229 (1997)
  • 2) 総説:(a) K. Fagnou, M. Lautens, Chem. Rev., 103, 169 (2003)
  • (b) T. Hayashi, K. Yamasaki, Chem. Rev., 103, 2829 (2003)
  • 3) T. Hayashi, K. Inoue, N. Taniguchi, M. Ogasawara, J. Am. Chem. Soc., 123, 9918 (2001)
  • 4) (a) K. Oguma, M. Miura, T. Satoh, M. Nomura, J. Am. Chem. Soc., 122, 10464 (2000)
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