抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソリトンとは,非線形波動の研究対象となっている浅水波現象の一つである孤立波で,特徴は粒子的な性質を持っているものを指していた。ここでは,相対論的な場の理論に現れる局在する解,ソリトン,について,具体的な例題を用いて説明する。空間次元が一次元の場合の相対論的な場の理論におけるソリトンを,Polyakovのφ
4モデルに基づいて議論する。φ
4モデルの枠内における静的な運動方程式の解を求積法によって求めた。得られた2個の解の中で,キンク解と呼ばれるものが相対論的な場の理論におけるソリトンであることが分かった。更に,このキンク解をローレンツ変換すると,相対論的な時間に依存するエネルギーがEinsteinによって与えられた表式と同等の表現になり,ソリトンの粒子性がより明確になることが分かった。