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J-GLOBAL ID：201002240159758927   整理番号：10A0440971

斜面下部の掘削による斜面崩壊の崩壊形態および前兆現象に関する遠心模型実験

PHYSICAL MODELLING OF SLOPE FAILURE DURING SLOPE CUTTING WORK

著者 (5件)： 伊藤和也 ((独)労働安全衛生総合研究所 建設安全研究グループ) ,  日下部澄音 (国際航業(株) 社会基盤事業部(元 武蔵工業大学(現,東京都市大学)大学院 工学研究科 都市基盤工学専攻 修士課程)) ,  小板橋拓馬 (住友金属パイプエンジ(株)大阪事業部(元 武蔵工業大学(現,東京都市大学)大学院 工学研究科 都市基盤工学専攻 修士課程)) ,  豊澤康男 ((独)労働安全衛生総合研究所 研究企画調整部) ,  末政直晃 (東京都市大学大学院 工学研究科 都市工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 C(Web)
巻： 66  号： 2  ページ： 250-263 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 1880-604X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 道路拡張工事や急傾斜地対策工事のような斜面の切取り掘削工事では,自然斜面の下方部分を掘削したり,斜面の勾配を従前より急勾配にしたりする場合が多く,斜面の崩壊に対する安定性を失わせることになりやすい.本論文では,実物大規模にて実施した斜面崩壊実験と相似の条件となるように制御した遠心模型実験を実施し,前兆現象である変位量や崩壊形状・土量について実物大実験結果と比較し,斜面下部の掘削による斜面崩壊時の崩壊形状や前兆現象を予測するための遠心模型実験の適用性について検討した.その結果,掘削幅や側面境界条件を実物大実験と一致させることで,崩壊形状だけでなく変形挙動についても整合することが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *斜面崩壊 ,  *掘削 ,  現象 ,  遠心模型試験 ,  *斜面安定 ,  実物大試験 ,  変形 ,  労働災害 ,  掘削変形
準シソーラス用語： 前兆現象

分類 (2件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L) ,  土工計画,土工事  (RA07050R)

引用文献 (26件)：

• 1) 斜面防災・環境対策技術総覧編集委員会:第3章斜面安定工・落石対策工第3節切土法面工・斜面安定工,斜面防災・環境対策技術総覧,産業技術サービスセンター,pp.180-183, 2004.
• 2) 伊藤和也,豊澤康男, Tamrakar S. B.,堀井宣幸:建設工事中の斜面崩壊による労働災害の調査・分析,日本地すべり学会誌,Vol.41, No.6, pp.17-26, 2005.
• 3) 伊藤和也,豊澤康男:斜面下部の掘削切取りによる斜面不安定性に関する実物大斜面崩壊実験,土木学会論文集 C,Vol.65, No.2, pp.254-265, 2009.
• 4) 竹村次朗:講座「遠心模型実験 -実験技術と実務への適用-」 1. 講座を始めるにあたって,土と基礎,Vol.52, No.10, pp.35-36, 2004.
• 5) 木村孟:講座「遠心模型実験」 1. 講座を始めるに当たって,土と基礎,Vol.35, No.11, pp.67-68, 1987.

タイトルに関連する用語 (7件)： 斜面 ,  掘削 ,  斜面崩壊 ,  崩壊 ,  形態 ,  前兆現象 ,  遠心模型実験