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J-GLOBAL ID：201002240230653520   整理番号：10A0485225

多硫化カルシウム入浴剤の硫黄泉としての特性

著者 (1件)： 大河内正一 (法政大 生命科学)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 17  号： 346  ページ： 169-174  発行年： 2010年05月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまで,酸化還元電位(ORP)に基づいた各種温泉源泉の測定により,温泉源泉の特徴は還元性であること,湧出後の時間経過に伴い酸化が進行することを明らかにしてきた。還元系の温泉に入浴することで皮膚の酸化が抑制され,皮膚の老化抑制などの効果がある。多硫化カルシウム入浴剤は温泉水を白濁させるだけでなく,他の市販入浴剤にない温泉水の本質的特長である還元性にした。温泉法および療養泉の規定硫黄濃度を大きくクリアし,さらには,メラニン生成抑制効果を有した。本稿では,その特性について解説した。1)多硫化カルシウム系入浴剤のORP-pH関係,2)硫黄泉と多硫化カルシウム系入浴剤による浴槽水の類似性,3)メラニン生成抑制効果,4)還元系成分の膜透過性。

シソーラス用語： *浴用剤 ,  *多硫化物 ,  カルシウム化合物 ,  温泉 ,  温泉調査 ,  温泉療法 ,  温泉水 ,  酸化還元電位 ,  還元性 ,  酸化防止 ,  老化 ,  抑制 ,  皮膚 ,  pH依存性 ,  薬理作用 ,  性質 ,  硫黄 ,  コロイド ,  安全性 ,  弾性 ,  機構 ,  選択性 ,  入浴剤 ,  抗酸化作用 ,  メラニン産生抑制作用 ,  機械的性質
準シソーラス用語： 酸化防止作用 ,  メラニン形成阻害 ,  膜透過性 ,  弾力性 ,  生成機構

分類 (1件)： 硫黄とその化合物  (YB02020L)

引用文献 (16件)：

• 大河内正一. 温泉科学. 1998, 48, 29-35
• 大河内正一. 温泉科学. 1999, 49, 59-64
• 大河内正一. 温泉科学. 2000, 50, 94-101
• OKOUCHI, S. J. Food Sci. 2002, 67, 1594-1598
• 大河内正一. 温泉科学. 2002, 52, 12-19

タイトルに関連する用語 (2件)： 硫化カルシウム ,  入浴剤