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J-GLOBAL ID:201002240231845155   整理番号:10A0679724

北海道東部の森林地帯と草原の生息地における繁殖鳥類集団のライントランセクト個体調査において遭遇する個体数調査取り組みと種の数の相関関係

Relationship between census efforts and the number of species encountered in line transect censuses of breeding bird populations in woodland and grassland habitats of eastern Hokkaido
著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 55-65  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: L4620A  ISSN: 1347-0558  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本の北海道,釧路地方で2つの2kmのライントランセクト法を,一つは森林地帯で,もう一つは草原地帯で,展開した。個体調査は同じ交配シーズン中に各ルートに沿って22回実施された。遭遇する固体調査取り組みと種の数の相関関係を検討し,2重個体調査と5重個体調査に対してふさわしい個体調査組合せが研究された。さらに主要種に対する個々の鳥数の季節変化を調べた。両ルートに沿って38種が記録された。森林地帯には14種がルートに沿って交配テリトリーを確立したと考えられ,主要種として分類された。希少種として他の24種が分類された。草原では9種が主要種,29種が希少種であった。両ルートにおいて主要種の存在比率は40%以上であり,一方,最も希少な種の比率は20%以下であった。遭遇する個体数調査の取り組みと種の数の相関関係を分析するために,著者は22回の調査からまとめたデータを用いて個体数調査取り組みの可能な組合せをすべて構築した。種の全体数は森林地帯でも草原でも個体数調査取り組みの増加と共に増加した。主要な鳥類種のほぼ90%が2重個体調査で記録され,5重個体調査で99%が記録されることが出来た。個体調査は6月に2回,または5月と6月に1回ずつ行うとルート沿いの主要種の大多数を含むほとんどの鳥種の個体調査データを提供できるが,主要種と希少種の区別が出来ない。5重反復個体調査は存在比率を用いることによりこれら2つのカテゴリーを区別できた。さらに,個々の鳴き鳥の数は交配段階間で異なるようであった。これらの季節変化を研究するために,交配シーズンは5期以上に分割されるべきであり,個体調査を各期に行うべきである。このプロトコールはまた主要種の99%の存在を確定するだろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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動物生態学一般 
引用文献 (23件):
  • Environmental Agency (1979) The Second National Survey on the Natural Environment: The report of the distributional survey of animals (bird). Environmental Agency, Tokyo (in Japanese).
  • Faaborg J (2002) Saving migrant birds. University of Texas Press, Austin.
  • Fujimaki Y (1980) Birds of Tokachi district, Hokkaido I. J Yamashina Inst Ornith 12: 40-52 (in Japanese with English summary).
  • Fujimaki Y (1984) Birds of Tokachi district, Hokkaido 4. J Yamashina Inst Ornith 16: 159-167 (in Japanese with English summary).
  • Fujimaki Y (1989) Birds of Tokachi district, Hokkaido 5. J Yamashina Inst Ornith 21: 76-83 (in Japanese with English summary).
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