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J-GLOBAL ID:201002240276550687   整理番号:10A0857656

3.39Myr前にエチオピアのディキカ遺跡では石器を使って動物組織が処理・生食されていたことを示す証拠

Evidence for stone-tool-assisted consumption of animal tissues before 3.39 million years ago at Dikika, Ethiopia
著者 (8件):
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巻: 466  号: 7308  ページ: 857-860  発行年: 2010年08月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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石器製作の最古の直接的証拠は,ゴナ(エチオピア)で得られた260万~250万年前のものである。その近傍のボウリ遺跡で出土した,切り痕のある複数の骨も,約2.5Myr前の石器使用を示している。本論文では,ゴナおよびボウリに近い調査域であるディキカ(エチオピア)で最近行った調査研究で見つかった,石器で骨に刻まれた痕について報告する。低倍率検鏡および環境制御型走査電子顕微鏡観察により,これらの骨には,肉を切り離すために石器でつけられた明瞭な切り痕,および骨髄を取り出すために叩いた痕が認められた。これらの骨は,ハダール累層のシディハコマ部層に由来する。この部層を挟む凝灰岩に関して確認されている40Ar-39Ar年代測定値から,今回の発見物の年代は3.42~3.24Myr前にしぼり込まれ,これらの層単位間の層序年代尺度およびそのほかの地質学的証拠は,これらの骨が3.39Myr以上前のものであることを示している。今回の発見によって,石器の歴史,および人類が石器を使って有蹄類を食べていたことの歴史は,さらに約80万年さかのぼることになる。また,骨に痕を残す行為は,アウストラロピテクス・アファレンシス(Australopithecus afarensis)によるものと考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (1件):
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人類学 

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