抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,横流れ羽根車(あるいは貫流羽根車)のアスペクト比L/D2の効果を,低アスペクト比の時も含め広範囲に渡って調べ,基礎的特徴を明らかにする。複雑なケーシングの影響を除外する為,開空間に置かれた典型的な形状を有する貫流羽根車を対象とする。具体的には,熱線流速計による測定や煙による流れの可視化によって,貫流羽根車周りの流れを3つの領域に分類し,貫流羽根車内部の偏心渦の旋回を観察する。粒子画像速度計(PIV)により,定量的に速度場を示す。なお,その精度は,熱線流速計との比較により確認する。さらに,羽根車からの吐き出し流量Qoや最大渦度ωmaxを定義する。結論として,L/D2が1より小さいとき,吐き出し流量係数CQoへのアスペクト比効果は無視することができない。同様に,ωmaxはL/D2=0.6で最大値を示す。(著者抄録)