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J-GLOBAL ID：201002240480831776   整理番号：10A0432692

亜鉛を触媒とする電解質水溶液中でのカルボニル化合物の電気化学的なアリル化

Electrochemical allylation of carbonyl compounds in aqueous electrolyte catalyzed by zinc

著者 (2件)： HUANG Jing-Mei (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  REN Hai-Rui (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 13  ページ： 2286-2288  発行年： 2010年04月07日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カルボニル化合物と臭化アリル誘導体との付加反応によるアリルアルコールの電気化学的な合成について,カソードに亜鉛箔,アノードに白金箔,カソード液にNH₄Cl+THF(基質を溶解),アノード液にLiClO₄を用いる電解合成法を適用した。この分割二槽型電解槽を用いた電気的な触媒アリル化は,高収率(最大93%)かつ触媒量の亜鉛カソードの溶出で進行する。このカルボニル化合物の電気化学的なアリル化の反応経路を推測し(Zn²⁺のZn⁰への還元,アリル化ZnBrの生成及びプロトン化アルデヒドの攻撃によるC-C結合形成;アノード室ではプロトンが生成し,カソード室へ隔膜を経由して移動することによりアリル化を促進),臭化アリルと脂肪族及び芳香族アルデヒドからのホモアリルアルコールの合成に適用することにより(位置選択性),その有用性を確認した。

シソーラス用語： 亜鉛化合物 ,  遷移金属触媒 ,  *カルボニル化合物 ,  *アリル化 ,  電気化学反応 ,  付加反応 ,  電解合成 ,  反応経路 ,  C-C結合 ,  プロトン化 ,  脂肪族アルデヒド ,  芳香族アルデヒド ,  ビニル化合物 ,  脂肪族アルコール ,  不飽和アルコール ,  選択性
準シソーラス用語： ホモアリルアルコール類 ,  亜鉛触媒 ,  位置選択性 ,  電解合成法

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (3件)： 1-フェニル-3-ブテン-1-オール ,  臭化アリル ,  ベンズアルデヒド

タイトルに関連する用語 (6件)： 亜鉛 ,  触媒 ,  電解質水溶液 ,  カルボニル化合物 ,  電気化学 ,  アリル化