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J-GLOBAL ID:201002240540948040   整理番号:10A0257326

酸化還元状態の感知と伝達においてDNAが仲介する電荷輸送

DNA-Mediated Charge Transport in Redox Sensing and Signaling
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資料名:
巻: 132  号:ページ: 891-905  発行年: 2010年01月27日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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DNA塩基対の積重ねによる電荷輸送は,一定の距離を隔てた酸化還元の化学を実行に移すルートとなっている。本論文では,すでに解明された関連化学の特徴とこの化学がいかに細胞内で役立っているかを示した。酸化還元反応に関連した距離依存性は,ゲノム中の長い分子間距離を越えてDNA仲介によるシグナル伝達を可能にし,酸化ストレスに応答した酸化還元に感受性の高い転写因子の活性化を容易にしている。ゲノムの低酸化電位部位に酸化的損傷が長期に渡り集中することは,細胞内の防御に役立っている。DNA電荷の輸送が塩基対の積重ねのずれに感受性を有することは,DNA修復の最初の段階としてゲノムの損傷をスキャンするルートとして使用されている。DNA二重らせんが一定の距離を置いた酸化還元反応を仲介する能力により,ゲノムの酸化還元状態の感知と伝達の生来の機構が成り立っている。DNA仲介による電荷輸送が生物学的役割に活用される幾つかの例を示した。DNA仲介による蛋白質への電荷輸送,もしくは蛋白質間への電荷輸送の化学は,特性化され始めたところである。今後この過程の新たな機構が明かにされ,SoxR新たな関与物質が同定され,さらに,生きた細胞内部における重要な化学的機構が今後明かにされることになろう。
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