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J-GLOBAL ID：201002240552933188   整理番号：10A0533462

シールエッジ部を電子ビーム改質したアルミフランジの調査

Investigation of an Aluminum Flange with an Electron Beam Modified Seal Edge

著者 (6件)： 大石真也 ((財)高輝度光科学研究センター) ,  小路正純 ((財)高輝度光科学研究センター) ,  岡安雄一 ((財)高輝度光科学研究センター) ,  谷内友希子 ((財)高輝度光科学研究センター) ,  米原博人 ((財)高輝度光科学研究センター) ,  大熊春夫 ((財)高輝度光科学研究センター)
資料名： Journal of the Vacuum Society of Japan  (Journal of the Vacuum Society of Japan)
巻： 53  号： 3  ページ： 140-143 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0194A  ISSN： 1882-2398  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： SPring-8蓄積リングで使用されているシールエッジ部をTiCあるいはCrN被覆で保護しているアルミ製ナイフエッジ型フランジ(材質A2219-T852)と比べて同等のシール性能があり,短期間で容易に製作できると考えられるシールエッジ部を電子ビーム改質したアルミ製フランジの使用可能性を検討するための調査を行なった。電子ビーム改質部の基本特性を理解するために,成分分析,組織観察,硬さ分布測定,導電率測定を行なった。電子ビーム改質部のCuの定量分析結果は19.3wt%とかなりの高濃度であった。フランジの耐久試験として10回の締結試験,3回のベーキング試験を行ない,リークの無いこと,エッジ形状変化のないことを確認した。機械強度について,従来のアルミフランジ材料であるA2219-T852と比較調査を行ない,A2219-T852相当の強度をもつことを確認でき,特にクリープ強度が高いことを見出した。

シソーラス用語： 放射光施設 ,  アキュムレータリング ,  *フランジ ,  *アルミニウム合金 ,  団体規格 ,  *電子照射 ,  *改質 ,  密封装置 ,  *真空シール
準シソーラス用語： AA2219 ,  SPring-8

分類 (1件)： 真空技術  (BA02020L)

引用文献 (3件)：

• 1) Y. Takahashi and M. Tanaka: Journal of Light Metal Welding & Construction, <b>33</b> (1995) 101-110.
• 2) M. Yokota and K. Sato: Journal of Japan Institute of Light Materials, 32 (1982) 432-440.
• 3) 日本アルミニウム協会:アルミニウム材料データベース,http://www.aluminum.or.jp/materialdb/index.html

タイトルに関連する用語 (7件)： シール ,  エッジ ,  電子ビーム ,  改質 ,  アルミ ,  フランジ ,  調査