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J-GLOBAL ID：201002240632677735   整理番号：10A0222384

柔軟性の高い並列仮想機械:ILDJITの設計と経験

A highly flexible, parallel virtual machine: design and experience of ILDJIT

著者 (4件)： CAMPANONI Simone (Politecnico di Milano, Milano, ITA) ,  AGOSTA Giovanni (Politecnico di Milano, Milano, ITA) ,  REGHIZZI Stefano Crespi (Politecnico di Milano, Milano, ITA) ,  DI BIAGIO Andrea (Politecnico di Milano, Milano, ITA)
資料名： Software: Practice & Experience  (Software: Practice & Experience)
巻： 40  号： 2  ページ： 177-207  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： E0674A  ISSN： 0038-0644  CODEN： SPEXBL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 仮想機械語は機械コードの代りに,異なるハードウェアプラットフォーム間でプログラムを移植するために利用され,ソース言語レベルでソフトウェアを分散した時の欠点を招かない。加えて,それらを共通適合仮想コードに変換することによって,異なるソース言語間のインタオペラビリティが可能になる。並列コンパイルを支援するために設計された新世代の動的コンパイラかつ仮想機械である,ILDJIT(Intermediate Language Distributed Just-In-Time translator)について紹介した。コンパイルと実行タスクをパイプライン化して動的なコンパイル待ち時間をマスキングすること,および動的コード最適化に対応したモジュラーフレームワークの提供を目的に,以下1)-6)などを提示した。1)ILDJIT動的コンパイラの概観,2)並列コンパイル:動的先読みコンパイル,コンパイル負荷分散,静的メモリー初期化,スレッド通信,パイプラインエントリー,3)IR(Intermediate Representation)と仮想機械:コンポーネント,IR言語,4)最適化フレームワーク:インタフェイス,実行時間情報の利用,最適化ポリシーとチャネル,5)CLI(Common Language Infrastructure)メタデータ管理,6)メモリー管理。実験により,ハードウェアが十分な並列処理を提供する場合,コンパイル遅延の大部分をマスキングできることなどを示した。

シソーラス用語： *仮想機械システム ,  プログラム実行 ,  *並列処理 ,  機械語 ,  インタオペラビリティ ,  *コンパイラ ,  パイプライン処理 ,  待ち時間 ,  マスキング ,  最適化手法 ,  先回り制御 ,  負荷分散 ,  メタデータ ,  記憶管理 ,  システムインタフェイス ,  UML【モデリング言語】 ,  符号変換

分類 (2件)： 言語プロセッサ  (JD03040F) ,  ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

タイトルに関連する用語 (3件)： 仮想機械 ,  設計 ,  経験