文献

J-GLOBAL ID：201002240639346602   整理番号：10A0127799

低密度リポタンパク質受容体関連タンパク質1は2つの絨毛癌細胞株でトリコサンチンの必須の受容体である

Low-density lipoprotein receptor-related protein 1 is an essential receptor for trichosanthin in 2 choriocarcinoma cell lines

著者 (2件)： JIAO Yizu (Inst. of Biochemistry and Cell Biology, Shanghai Institutes for Biological Sciences, The Chinese Acad. of Sciences ...) ,  LIU Wangyi (Inst. of Biochemistry and Cell Biology, Shanghai Institutes for Biological Sciences, The Chinese Acad. of Sciences ...)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 391  号： 4  ページ： 1579-1584  発行年： 2010年01月22日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： I型リボソーム不活性化タンパク質トリコサンチン(TCS)は異なる型の細胞に対し選択的な細胞毒性を示す。この細胞毒性は,タンパク質合成の減少につながるリボソームの阻害によると信じられている。そのため,このことはリボソームへ達するための標的細胞へのTCSの侵入のための特異的機構があることを示している。低密度リポタンパク質(LDL)受容体関連タンパク質1(LRP1)は細胞表面上の多様な生物学的リガンドの結合とエンドサイトーシスに責任のある大型のスカベンジャー受容体である。本研究において,我々は2つの絨毛癌細胞株がTCSに有意に結合し内部化できることを立証した。Hela細胞株は明らかなTCSの結合とエンドサイトーシスを示さなかった。さらにJARおよびBeWo細胞株におけるLRP1遺伝子サイレンシングはTCSの結合を阻害した。すなわちTCSはLRP1とも相互作用できた。我々の研究結果はLRP1が,JARおよびBeWo細胞株においてTCSのファゴサイトーシスのための主要な受容体であり,TCS人工妊娠中絶薬と抗絨毛癌活性の分子的基礎であるかもしれないことを立証した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *LDL受容体 ,  *植物タンパク質 ,  リボソーム ,  タンパク質 ,  エンドサイトーシス ,  絨毛癌 ,  遺伝子発現 ,  食作用 ,  遺伝子サイレンシング
準シソーラス用語： *トリコサンチン ,  LRP1蛋白質

分類 (1件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 低密度リポタンパク質受容体 ,  タンパク質 ,  絨毛 ,  癌細胞株 ,  トリコサンチン ,  受容体