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J-GLOBAL ID:201002240651064590   整理番号:10A0723472

角閃岩相岩石中における変成ジルコン成長中のハフニウム同位体均質化:Shackleton山脈(南極大陸)からの事例

Hafnium isotope homogenization during metamorphic zircon growth in amphibolite-facies rocks: Examples from the Shackleton Range (Antarctica)
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巻: 74  号: 16  ページ: 4740-4758  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Shackleton山脈から得られた2つのザクロ石・藍晶石・十字石片岩標本の多数の変成ジルコン粒状物のハフニウム同位体分析は,それぞれ0.28160±0.00003および0.28142±0.00003の<sup>176</sup>Hf/<sup>177</sup>Hfをもたらした。これらの分析のバリエーションは±1.2イプシロン単位より少なく,2つの岩石におけるすべての変成ジルコンがほとんど同質のHf同位体組成を有する環境において形成されたことを示す。ジルコン粒状物の変成起源は,テクスチャによって,ならびに低いTh/U(<0.2),<sup>176</sup>Lu/<sup>177</sup>Hf(<0.0003),および<sup>176</sup>Yb/<sup>177</sup>Hf比(<0.009)によって制約され,これらがガーネットの存在の中に増加したことを示す。さらにまた,粒状物は,角閃岩相変成作用の時期である約17億年前のPb-Pb時代に生じさせた。岩石学的結果と合わせて,観察された<sup>176</sup>Hf/<sup>177</sup>Hfの均質性は,砕岩質ジルコン粒状物の流体および変形で支援された溶解と,およびこれに少なくとも手標本規模のHf輸送が伴う新しいジルコンの再沈殿が続いたことに起因すると提案される。この解釈は,26~18億年前に形成された外来結晶コアを有する区分されたジルコン粒状物を含む付加の準片麻岩標本から得られた結果によって支持される。ジルコン縁部の<sup>176</sup>Hf/<sup>177</sup>Hfの変化はほとんど±0.0003であり,これはマグマ質コアのもの(±0.0019)よりはるかに低い。溶解・均質化・再沈殿過程のための変成流体は,薄片観察および圧力温度シュードセクション計算と一致する,緑泥石-白雲母-黒雲母-ガーネット-十字石-燐灰石という鉱物間の累進反応の結果であるというのが最も確からしい。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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同位体地質学  ,  岩石成因論 

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