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J-GLOBAL ID：201002240691080785   整理番号：10A0642782

ポリ塩化ビニルの光劣化に対する比較的非中毒性熱安定剤の影響

Effect of Relatively Nontoxic Thermal Stabilizers on Photodegradation of Poly(vinyl chloride)

著者 (4件)： XIANG Xiuqin (Nanjing Univ. Technol., Nanjing, CHN) ,  CHEN Shuangjun (Nanjing Univ. Technol., Nanjing, CHN) ,  ZHANG Jun (Nanjing Univ. Technol., Nanjing, CHN) ,  HUANG Xin (Nanjing Univ. Technol., Nanjing, CHN)
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 50  号： 6  ページ： 1095-1104  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有機カルシウム錯体と有機スズを含めた比較的中毒性の低い熱安定剤の非可塑系PVCの光劣化に対する影響を調べた。溶媒キャスト法で作製した熱安定剤を含んだPVC膜を,大気圧下で紫外線加速風化試験を実施し,変化を色差,粘度平均分子量,紫外可視分光,FTIRと熱重量分析で調べ熱安定剤の作用機構を論じた。どちらの熱安定剤系も,PVCの光劣化過程で同時に起きる主要な反応(光脱塩酸と光酸化)に対して影響した。有機カルシウム錯体安定剤の添加によりUV照射下でPVC膜の初期着色が遅延し,他方有機スズ安定剤を添加すると100時間曝露後にPVCの光脱塩酸の著しい加速が起きた。FTIR結果から得た相対カルボニル指数の解析に基づいて,有機カルシウムと比べて,有機スズは光酸化阻止能力が高く,有効安定時間が長いことが分かった。過酸化物とヒドロペルオキシドの効果的な分解剤であるメルカプタン有機スズでは,抗酸化作用が観察された。

シソーラス用語： *ポリ塩化ビニル ,  *光劣化 ,  *熱安定剤 ,  *カルシウム錯体 ,  *有機スズ化合物 ,  色差 ,  分子量 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  FTIR分光法 ,  熱重量分析 ,  高分子膜 ,  紫外線照射 ,  曝露試験 ,  *脱塩化水素 ,  *添加物効果 ,  カルボニル基 ,  過酸化物 ,  ヒドロポリオキシド ,  ペルオキシド ,  時間 ,  経時変化 ,  メルカプト基 ,  環状エーテル
準シソーラス用語： ヒドロペルオキシド ,  光照射時間

分類 (3件)： ハロゲン含有重合体  (YH07100Z) ,  酸化防止剤,安定剤  (YH05040U) ,  高分子の分解,劣化  (CG03010A)

物質索引 (3件)： THF ,  ジブチルすず(IV)ジラウラート ,  メチルメルカプトすず(II)

タイトルに関連する用語 (4件)： ポリ塩化ビニル ,  光劣化 ,  中毒 ,  熱安定剤