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J-GLOBAL ID:201002240712715123   整理番号:10A0329972

精巣の精原細胞における新しい細胞核因子,TDRP1の分子クローニングおよび精子形成との関係

Molecular cloning of a novel nuclear factor, TDRP1, in spermatogenic cells of testis and its relationship with spermatogenesis
著者 (10件):
資料名:
巻: 394  号:ページ: 29-35  発行年: 2010年03月26日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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我々は,精子形成に関わる,TDRP(精巣発達関連蛋白質コード)と名付けた,新しい遺伝子の同定を報告した。ヒトTDRP遺伝子は,それぞれ183と198アミノ酸の蛋白質をコードする,2種類の異なる転写物,TDRP1とTDRP2を生じる。Tdrp mRNAは,主として精巣組織で発現している。ヒトTDRP1に特異的なウサギポリクローン抗体を調製した。免疫組織化学分析は,TDRP1が精原細胞で発現しており,特に精母細胞で発現が高いことを示した。TDRP1が,精原細胞の細胞質と細胞核の両方に分布している証拠を示した。Tdrp1 mRNAとその蛋白質の発現を,異なる発達段階のラット精巣組織で検討した。Tdrp1 mRNAとその蛋白質の両方は,新生ラットの精巣ではほとんど検出できなかったが,分娩3週後には著しく増加し,分娩2か月後にはピークに達した。精子形成が欠損している,無精子症男性の精巣組織におけるTDRP1発現も検討した。ウエスタンブロット分析は,TDRP1発現が,無精子症男性の精巣組織では正常対照と比べ,有意に低いことを示した。これらデータは,細胞核因子として,TDRP1が精子形成で重要な役割をすることを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子の構造と化学  ,  生殖器官 

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