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J-GLOBAL ID:201002240771454015   整理番号:10A0004191

癌易発性の肝臓疾患を伴う患者の脂質過酸化に由来するDNA損傷の高い尿排泄

High urinary excretion of lipid peroxidation-derived DNA damage in patients with cancer-prone liver diseases
著者 (8件):
資料名:
巻: 683  号: 1-2  ページ: 23-28  発行年: 2010年01月05日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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慢性の炎症過程は,trans-4-ヒドロキシ-2-ノネナール(HNE)といったDNA反応性アルデヒドを生ずる脂質過酸化(LPO)の引き金を引く酸化およびニトロ化ストレスを誘導する。1,N6-エテノ-2’-デオキシアデノシン(εdA)を含む誤コード化されるエテノ修飾DNA付加物は,組織DNAからの排出に引き続き尿に排出されるDNA塩基とのHNEの反応により形成される。尿中に排出されるεdAを定量するための非常に感度が高く特異的な免疫沈降/HPLC-蛍光検出法を開発した。タイおよび欧州の肝臓疾患を持たない被験者の尿中のレベルは3~6fmol εdA/μmolクレアチンの範囲であった。ウイルス感染またはアルコールの濫用により起こる炎症性癌易発性肝臓疾患を伴う被験者は大規模に増加する高度に変化するレベルのεdAを排出した。慢性肝炎,肝硬変またはHBV感染による肝細胞癌(HCC)を伴うタイの被験者のグループ(N=21)は,無症候期のHBsAgキャリアーに比較して20,73そして39倍高い尿中εdAレベルを示した。HBV,HCVそしてアルコール関連肝臓疾患を伴う欧州の被験者(N=38)の2/3以上で,尿中εdAレベルは健常な対照に比較して7~10倍増した。この試験的実験に基づき,我々は以下のように結論づけた。(i)in vivoでの大規模なLPOに由来するDNA損傷を反映する高い尿中εdAレベルはHCCの発生に寄与するかもしれない。(ii)尿中と標的組織のεdAの測定は従って発症した患者の炎症性肝臓疾患の悪性進行を追跡するための推定上のリスクマーカーとしてさらに探究されるべきである。(iii)エテノ付加物は(化学)保護的および治療上の処置の有効性を評価するためのバイオマーカーとして役立つかもしれない。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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消化器の腫よう 

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