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J-GLOBAL ID:201002240787003790   整理番号:10A0450721

近距離場赤外線ミクロスペクトルによる中空糸透析膜内部表面上のポリビニルピロリドンの官能基分析

Functional-group analysis of polyvinylpyrrolidone on the inner surface of hollow-fiber dialysis membranes, by near-field infrared microspectroscopy
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巻: 355  号: 1-2  ページ: 208-213  発行年: 2010年06月15日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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近距離場赤外線ミクロスペクトル(NFIR)は新しく開発された官能基分析に基く表面分析法であり高い空間解像度を持つ。本研究の目的はNFIRを用いて透析膜表面のナノスケール官能基の分析を行うことにある。我々は合成ポリマー透析膜を親水化し,細孔を生成する為の添加剤として採用されるポリビニルピロリドン(PVP)に焦点を当て,透析膜の内部表面上のPVP分布を評価した。ポリスルホン(PSf)及びポリエステル-ポリマーアロイ(PEPA)から成る透析膜を最初NFIRで評価し,その後,減衰全反射Fourier変換赤外線スペクトル(ATR-FTIR)により評価した。ナノスケールNFIR分析は膜表面上のPVP量は高いものの,PSf膜上のPVPの不均一な分布を示した。PEPA膜上ではPVPの量は少ないが均一な分布を示した。これとは対照的にミクロスケールATR-FTIRの結果はPVPがPSf及びPEPA膜の両方の表面上で均一に分布していることを示した。PVPに富む領域とPVPの少ない領域はNFIRによって区別されるが,ATR-FTIRでは区別されない。これはNFIRの空間的解像度がATR-FTIRより高いからである。本研究は初めてNFIRがポーラス膜上のナノスケールの化学的情報を与えることが出来ることを実証した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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ポリエステル,アルキド  ,  膜分離 

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