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J-GLOBAL ID:201002240792207280   整理番号:10A0243705

グルクロニド類を合成するためのミクロソームを担持した固相抽出カラムを使用する自動合成システムの開発

Development of an Automated Synthesis System for Preparation of Glucuronides Using a Solid-Phase Extraction Column Loaded with Microsomes
著者 (4件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 354-358 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0504A  ISSN: 0009-2363  CODEN: CPBTAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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固相抽出(SPE)システムおよびリン脂質で被覆し,イヌ肝臓ミクロソームを担持したオクタデシルシリカ(ODS)を充填したカラムを使用するグルクロニド類合成用の自動合成システムを開発した。ミクロソームを固定化したSPEカラムの調製,薬物のグルクロニド化によるグルクロニドの合成および生成物の溶離は自動合成システムを利用して行った。リン脂質で被覆したSPEカラムならびにミクロソームを固定化したSPEカラムは,L-α-ジパルミトイルホスファチジルコリンを含有する溶液をSPEカラムに流通させ,次いで生成したリン脂質被覆SPEカラムにイヌ肝臓ミクロソームを含有する緩衝溶液を繰り返し流通させることにより容易に調製することができた。ミクロソームを固定化したSPEカラムはウリジン二リン酸(UDP)-グルクロノシルトランスフェラーゼ活性を示し,UDP-グルクロン酸の存在下でメフェナム酸およびエストラジオールをグルクロニド化して対応するグルクロニドを生成させる触媒として作用した。この自動合成システムを使用して,基質を担持し,ミクロソームを固定化したSPEカラムにUDP-グルクロン酸を含有する緩衝溶液を繰り返し流通させるだけでメフェナム酸およびエストラジオールの3種類のグルクロニドを合成した。事実上水に不溶のエストラジオールのグルクロニドを合成する際にはβ-シクロデキストリンを可溶化剤として使用した。ミクロソームを固定化したSPEカラムを使用するこれらのグルクロニドの生産性は遊離ミクロソームを使用する方法(回分方)のそれよりも高かった。また,この自動合成システムと自動分取HPLCシステムを組合せた完全自動合成-単離システムも開発した。これらの自動合成システムならびに完全自動合成-単離システムは薬物を開発するためにグルクロニドを合成する際に大いに役立つであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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反応装置  ,  グリコシド,配糖体 
物質索引 (10件):
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