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J-GLOBAL ID:201002240827236652   整理番号:10A1030384

鋳型湿式ナノ微細加工を用いて製作したポリ(3-ヘキシルチオフェン)ナノチューブの分光学的および電気的評価

Spectroscopic and electrical evaluation of poly(3-hexylthiophene) nanotubules made using template wetting nanofabrication
著者 (3件):
資料名:
巻: 160  号: 19-20  ページ: 2045-2050  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: C0123B  ISSN: 0379-6779  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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共役重合体ナノ構造のユニークな特性は,同じ材料を用いた薄膜と比較し,重合体の各種微細加工技術に関する多くの検討を促進させた。ここで,著者らはこれらの技術で最も単純な方法の1つである,鋳型湿式ナノ微細加工を用いて製作したポリ(3-ヘキシルチオフェン)P3HTナノチューブの光電気物性を検討した。この鋳型湿式ナノ微細加工法で調製したポリ(2-メトキシ-5-(2-エチルヘキシルオキシ)-1,4-フェニレンビニレン)(MEH-PPV)の以前の研究結果との比較は,薄膜との比較においてナノ構造中の分子秩序の増加に由来する劇的に異なる特性を示した。半結晶性P3HTでは,違いは遥かに微妙であった,著者らはその理由をこの材料における大きい固有な分子順序のためと確信している。P3HTナノチューブでは,重合体における長距離分子秩序の増加と効果的な共役長の拡大を示す紫外可視吸収出現における小さな深色移動(~0.05eV)が観察された。偏光FTIRは,ナノチューブ軸に沿った環間C-C結合の僅かな程度の優先配向を示し,この結合の伸縮振動は1.73の二色性比を示した。UV-visおよび偏光FTIRスペクトル双方で示されるP3HTナノチューブにおける共役長および分子鎖配向の増加程度は,MEH-PPVで以前観察されたものよりもはるかに小さかった。P3HTナノチューブに基づく単純な単一キャリア素子の電流電圧特性から測定された移動度の有意な改善は認められなかった,これは一桁以上の増加が認められたMEH-PPVの以前の研究とは特に対照的なものであった。非晶質性のMEH-PPVとは異なり,100または200nmのいずれかの鋳型湿式ナノ微細加工を使用する場合,スペクトルデータにより示唆される分子秩序の増加は,半結晶性P3HTの移動度への大きな影響を与えるには不十分であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子固体の物理的性質  ,  有機化合物の電気伝導 
物質索引 (1件):
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