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J-GLOBAL ID:201002240854254085   整理番号:10A0357073

南部フォッサマグナ丹沢山地における中新世ペペライトの産状と形成過程

Occurrence and genesis of Miocene peperites in the Tanzawa area, South Fossa Magna, central Japan
著者 (2件):
資料名:
巻: 116  号:ページ: 134-150  発行年: 2010年03月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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南部フォッサマグナ東部を構成する丹沢地塊には,古伊豆-小笠原弧所属の海洋性島弧を形成していた中新世の水中溶岩類や水中火山砕屑岩類が広く分布している。この島弧火山活動に伴って形成されたペペライトが随所で認められる。ペペライトの存在は堆積作用と火成活動が同時に起こっていた証拠として極めて重要である。本論文では丹沢地塊の4箇所において,4つの岩相のペペライトを記載し,古火山体中での位置づけと,その形成メカニズムを推定した。ペペライトは火山岩片の形状から流体状のペペライト(fluidal peperite)とブロック状のペペライト(blocky peperite)に分けられる。従来,ペペライトのタイプは未固結堆積物の粒径に左右されるとされてきたが,丹沢地塊においては必ずしも堆積物の粒径に左右されてはいないことが分かった。これらのペペライトは,丹沢地塊がかつて所属した古海洋性島弧の火山体中核部附近において,水中火山活動に伴って形成されたものと考えられる。(著者抄録)
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地域地質 
引用文献 (66件):
  • 天野一男(Amano, K.), 1986, 多重衝突帯としての南部フォッサマグナ.月刊地球(Chikyu Monthly), 8, 581-585.
  • Amano, K., 1991, Multiple collision tectonics of the South Fossa Magna in central Japan. Modern Geol., 15, 315-329.
  • 天野一男・伊藤健二(Amano, K. and Ito, K.), 1990, 南部フォッサマグナの形成-堆積物からみた島弧の衝突付加テクトニクス-.地質学論集(Mem. Geol. Soc. Japan), no. 34, 45-56.
  • 天野一男・松原典孝・田切美智雄(Amano, K., Matsubara, N. and Tagiri, M.), 2007, 富士山の基盤: 丹沢山地の地質-衝突付加した古海洋性島弧-.荒牧重雄, 藤井敏嗣, 中田節也, 宮地直道編(In Aramaki, S., Fujii, T., Nakada, S. and Miyaji, N. eds), 富士火山(Fuji volcano), 山梨県環境科学研究所(Yamanashi Institute of Environmental Sciences), 59-68.
  • 青池 寛(Aoike, K.), 1999, 伊豆衝突帯の構造発達.神奈川博調査研報(自然)(Res. Rep. Kanagawa prefect. Mus. Natl. Hist.), 9, 113-151.
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