抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分散体が存在する多成分系を対象として,分散体と分散媒の両方の振る舞いに着目したソフトマターのRheo-SANSに関連する最近の研究について紹介した。Rheo-SANSというのは試料に流動変形を印可し,レオロジー測定を行いながら小角中性子散乱(SANS)測定を行うもので,流動場下にある流体系の構造と力学応答の同時測定を可能にする手法である。これによってレオロジーの世界で議論されていた現象について,ある種の可視化により理解をより深めることができる。Rheo-SANSについての解説とともに,具体的研究として,ダイラタンシー(ずり増粘現象),流動性を持たないナノエマルジョン,シェイクゲルのずり増粘およびずり減粘現象等を取り上げた。