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J-GLOBAL ID:201002241069305229   整理番号:10A0876748

95~523Kの温度範囲における人工的にPAHで被覆した煤エアロゾルとNO2の相互作用によるニトロPAHの生成の研究

Nitro-PAH formation studied by interacting artificially PAH-coated soot aerosol with NO2 in the temperature range of 295-523K
著者 (3件):
資料名:
巻: 44  号: 32  ページ: 3878-3885  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ディーゼル粒子状物質,特にニトロ化された多環芳香族炭化水素(NPAH)はヒトの健康への脅威である。ディーゼル粒子フィルター(DPF)が設計され,これら及びその他の有害なディーゼルエミッションを削減するために導入されているが,粒子で被覆されたフィルターはPAHのNO2によるニトロ化によるNPAH生成の増強のための反応器として作用する可能性がある。この研究では実験室で発生させた,ピレンあるいはベンゾ[a]ピレンで被覆された火花放電煤粒子を種々の濃度のNO2に暴露して,生成物の生成を経時的に追跡して,不均一系反応に焦点を当てた。ピレンで被覆された煤を用いた実験において,実験を通して観測された唯一のニトロ化生成物は1-ニトロピレン(1-NPYR)でああり,使用したNO2の全範囲(0.11,1.0,2.0,4.0ppm, m m-1)において反応時間に比例して増加した。生成する1-NPYRの生成速度は[NO2]に指数関数的に増加した。3時間の実験全体を通して,10%未満のピレンが1-NPYRに転化され,[NO2]についての部分反応次数は1.52と推定された。ベンゾ[a]ピレン(BaP)はピレンより反応性に富む。3時間の反応時間後,ほとんど80%のBaPが6-NBaPに変換された。1-NPYRの最大濃度は373Kにおいて観測され,それ以上の温度ではかなりの粒子状1-NPYRの減少が観測された。同様な傾向はBaPで被覆した煤を用いたDPFシミュレーションシステム(PM-Kat(登録商標)様)においても観測された。この場合には,粒子上の6-NBaPの最大濃度は423Kで観測された。別に実施された,1-NPYRと6-NBaPを用いた気相/固相分配実験の確認実験結果から,より高温域では新規に生成した1-NPYRと6-NBaPは粒子相から気相に移動するようである。この研究の結果から,DPFの運用条件下では,1-NPYRと6-NBaPは粒子相と気相の両方で存在し,特に,後処理システムにおける低温度の状況において運転される場合にはこの結果が当てはまる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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圧縮点火機関  ,  気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  その他の汚染原因物質 
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