抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Siナノワイヤー,ZnS:Mn
2+薄膜の作製とAgInSe
2半導体の光学特性を報告した。HF/AgNO
3水溶液中でSiナノワイヤーを作製でき,ワイヤー長さは溶液組成や時間,温度の条件に依存したが,幅は数百nmだった。高濃度HFでは不均一なナノワイヤーを形成し,試料表面上に樹枝状のAg結晶が堆積したが,HNO
3処理で除去可能だった。スクリーン印刷法を用いてZnS:Mn
2+薄膜による分散型電場発光素子を作製でき,He-Cdレーザー励起の光ルミネセンスと電場発光は共に約600nmにピークを有するオレンジ色発光を示した。これはZnS中のMn
2+イオン(
4T
1→
6A
1)に起因する発光と示唆した。AgInSe
2半導体の単結晶成長に成功し,光学特性は入射光の偏光がE⊥cでは低温で2つの大きいピークと高エネルギー側で弱いピークを観察した。Eとcが平行では1つの大きなピークのみ観測し,これらのピークはAgInSe
2の基礎吸収端遷移に起因し,その出現は双極子遷移の選択則に律速されていることを示した。