抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単相,200V入力のPWMインバータ駆動交流サーボシステムにおける位置決め時のサーボモータの挙動について調べた。軽負荷時においては,位置決め時の電源周波数に依存してモータの振動が発生することを確認した。その振動の発生メカニズムを解析するために,モータ回路モデル,位置制御モデルをそれぞれPSpice,MTLAB Simulinkで構築し,連繋解析することにより,位置決め時の電源周波数に依存するモータの振動メカニズムを解明した。その結果,以下の知見が得られた。1)インバータのスイッチング時に流れる高周波電流はインバータ出力の浮遊静電容量とEMC対策用直流リンク接続Yコンデンサの静電容量バランスにより2種の電流経路が交互に発生する。2)高周波電流経路によってGNDに対する出力電圧が電源半周期ごとに変化する。3)モータ軽負荷の状態で位置決め停止を行った場合にインバータ電流遮断が発生するが,各相のPWMデューティはわずかにずれているため,先の電源半周期ごとの出力電圧変化が線間電圧に現れる。