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J-GLOBAL ID：201002241164627675   整理番号：10A0177687

環境調和型合成法によるYAGナノ蛍光体の合成

Synthesis of Nanometer-sized YAG: Ce³⁺ Phosphors by environmentally friendly method

著者 (4件)： 松井良和 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  岩崎光伸 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  岩崎光伸 (近畿大 理工) ,  PARK Wonkyu (培材大)
資料名： 材料技術  (Material Technology)
巻： 28  号： 1  ページ： 27-31  発行年： 2010年01月25日 
JST資料番号： Y0644A  ISSN： 0289-7709  CODEN： MTECFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナノ結晶YAG:イットリウム-アルミニウム-ガーネットを金属酸化物ナノ粒子を低温(100°C)かつ大気圧下で合成する環境調和型合成法で調製し,粉末X線回折で結晶性を,分光蛍光強度計で蛍光強度と固体量子効率を,示差熱・熱重量同時測定装置で結晶化温度を,超高分解能電子顕微鏡で試料大きさと形状を調べた。Y:Alのモル比を2:1,3:5,1:2に変化させ,種々のアルコール溶媒を用いて,YAGの調製を行い最適条件を調べた。その結果,次のことが分かった。1)YとAlのモル比が3:5,pHが中性,800°C以上の1段階焼成のYAGの最適条件では水洗が必要である,2)2段階焼成で高沸点溶媒である2-エトキシエタノールを用いることによりYAG:Ce³⁺結晶が従来より低温である700°Cで結晶化する。

シソーラス用語： 環境保全 ,  *イットリウムアルミニウムガーネット ,  *ナノ結晶 ,  蛍光体 ,  ナノ粒子 ,  放射強度 ,  量子効率 ,  晶出温度 ,  焼成 ,  結晶化 ,  セリウム ,  ドーピング ,  エーテル ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： 環境調和型 ,  *YAG【ガーネット】 ,  蛍光強度

分類 (2件)： 一般及び無機化合物の蛍光・りん光(分子)  (BH06061R) ,  晶析  (XD02070T)

物質索引 (1件)： 2-エトキシエタノール

引用文献 (8件)：

• Chung-Hsin Lu, Hsin-Cheng Hong and R. Jagannathan, J. Mater. Chem., 12, 2525-2530 (2002).
• Vladimir Pankratov, Larisa Grigorjeva, Donats Millers, Tadeusz Chudoba, Radiation Measurements, 42 679-682 (2007).
• Mitsunobu Iwasaki, and Wonkyu Park, J. Jpn Soc. Colour Mater., Vol. 81, No. 1, pp. 17-22, JAN. 2008.
• Ryo Kasuya, Tetsuhiko Isobe, Hitoshi Kuma, Junichi Katano, J. Phys. Chem., B 2005, 109, 22126-22130.
• Toshihiro Moriga, Takashi Kunimoto, Yuta Sakanaka, Tatsuro Yoshida, Kei-ichiro Murai, Masashi Mori, and Eisaku Suda, Physica Status Solidi C : Current Topics in Solid State Physics, 3(8), 2713-2716 (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境調和型 ,  合成法 ,  YAG ,  ナノ蛍光体