文献

J-GLOBAL ID：201002241222511607   整理番号：10A0844638

B細胞シグナル伝達ネットワークにより,腫瘍進行中に出現するの予後不良のヒトリンパ腫細胞サブセットが示される

B-cell signaling networks reveal a negative prognostic human lymphoma cell subset that emerges during tumor progression

著者 (8件)： IRISH Jonathan M. (Stanford Univ., CA) ,  MYKLEBUST June H. (Stanford Univ., CA) ,  ALIZADEH Ash A. (Stanford Univ., CA) ,  HOUOT Roch (Stanford Univ., CA) ,  SHARMAN Jeff P. (Stanford Univ., CA) ,  CZERWINSKI Debra K. (Stanford Univ., CA) ,  NOLAN Garry P. (Stanford Univ., CA) ,  LEVY Ronald (Stanford Univ., CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 29  ページ： 12747-12754  発行年： 2010年07月20日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多様性解析リン酸フローサイトメトリーを使用し,ヒト濾胞性リンパ腫内の単一細胞のプロファイルを行った。その結果,B細胞抗原受容体(BCR)シグナル伝達が障害されたリンパ腫細胞の亜集団が見つかった。これらの予後不良のリンパ腫(LNP)細胞の数は患者の生存と逆相関し,腫瘍が再発すると増加した。LNP細胞中でBCRシグナル伝達は失われるのではなく抑制されている状態であり,再活性化される可能性がある。BCRシグナル伝達は臨床転帰と顕著な相関を示すが,LNP細胞がほとんど含まれない腫瘍では,浸潤するT細胞やCD40の活性化が,程度は低いが予後を規定する。細胞-細胞相互作用の分析により,これらのLNP細胞の存在と異常なシグナル伝達のプロファイルを行うことによって,濾胞性リンパ腫の新しい療法の標的が明らかになる。

シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  *予後 ,  ヒト ,  *リンパ腫 ,  フローサイトメトリー ,  リン酸 ,  免疫病 ,  *B細胞
準シソーラス用語： *Bリンパ球 ,  *予後不良 ,  濾胞性リンパ腫

分類 (4件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  血液の腫よう  (GK04000M)

タイトルに関連する用語 (8件)： B細胞 ,  シグナル伝達ネットワーク ,  腫瘍進行 ,  予後不良 ,  ヒト ,  リンパ腫 ,  細胞 ,  サブセット